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第156回通常国会を終えて
─税金の使い方を正すことが、「政治」の基本−
長くて寒い梅雨もようやく明け、夏本番を迎えました。同時に、大幅に会期が延長された第156回通常国会も閉会いたしました。有事関連法案、イラク特措法案や個人情報保護法案など、わが国の安全保障問題や、個人生活に大きくかかわる重要法案が次々と成立した国会だったと言えます。しかし、通常国会の最大の使命は、国の予算を決めることにあります。
政治の最大の仕事は、国民が支払う税金と将来の国民からの借金=国債を、どのように使うかという「予算」を決定することにあります。しかしながら、発砲酒税やタバコ税、消費税のように税金がどのように徴収されるか、ということには国民の関心も高く、活発な議論がなされますが、その税金がどのように使われるかについては、今まであまりに大らかだったのではないでしょうか。
今国会の予算委員会では、民主党菅代表の質問に対して、小泉総理は国債30兆円の枠を維持するとの公約を破ったことについて、「大したことではない」と公言し、物議を醸しました。総理自らが、図らずも「あまりにも大らかな」姿勢を露呈してしまったのです。予算が国民生活と未来のために使われていないから不況が続き、痛みばかりが増し、将来の不安一杯の日本になっているのではないでしょうか。
税金のバラ撒き、垂れ流し、そして無駄遣いが横行し、利権に群がる。これらの「お化け」達の跳梁、跋扈を許さず、退治しない限り、この国は生き返りません。わが民主党は、今国会において、元気が出て将来に役立つ独自の予算案を対案として提出し、政府案との比較を徹底的に行いました。
さて私は、政治家になる前、研究者として逆浸透膜を使った海水淡水化技術の開発に取り組んでいました。その後もこの技術は発展し、今ではコスト的にもほぼ水道水と同じレベルまで来ています。自然破壊を起こさず、技術立国の産業を振興する立派な技術だと自負しています。しかしながら、わが国ではダム建設と海水淡水化技術が、どちらが税金の使い方として良いのか、公平に比較検討されることなく、ダム優先になっています。ここに「お化け」の跋扈が見えてきます。
税金は、国民生活を守り将来を築くために使う、そして地方が主役となり責任を持つ。これがあるべき姿です。そのためにも、「お化け」達を退治しなければなりません。国民の支援のもと、政治のリーダーシップで、このことを行うのが、今の最大の政治課題です。今までの、「しがらみ」による政治を選ぶのか、いま本当に必要な政治を選ぶのか、この1年以内に行われる衆参の国政選挙で問われることになります。私は、全力で頑張る決意です。
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