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| 「振り返るとまやかしだった」 |
国会は法律を作る立法府です。与野党で議員立法を作り、政府も閣法を出します。ところが「吊し」と呼ばれ、審議をせずに放置される法案があることは意外と知られていないのではないでしょうか。多数派の与党が党利党略のため、国民のためにこうあるべしと良い法案を野党が立案しても日の目を見ずに廃案となるんです。
今年はじめ、防衛施設庁や道路公団の談合が発覚しました。最近は福島、和歌山、宮崎で知事が絡んだ官製談合の摘発が相次いでおります。官製談合では、公正な競争が阻害され、通常二割以上高い発注やムダな公共事業が行われます。民主党は、これを厳しく摘発するため「官製談合防止法」を既に平成十三年に国会に提出していました。その後、天下りを禁止する「天下り禁止法」も提出しました。
また、サラ金の法外な高金利により、破産や自殺が相次ぎ、深刻な社会問題を引き起こしています。民主党は上限金利を制限する「出資法等改正案」を平成十一年に提出しております。しかしながら、両法案とも一切の審議がされず「吊し」の状態にされたのでした。
ところが、来夏の参議院選挙も睨み、政府・与党は今国会で慌てて法案を提出しました。それも国民の皆さんが何とか納得されるであろう最低水準の内容です。ここに、真の国民生活には目を向けず、既得権益を守る旧態依然とした自民党の本質が露呈したのではないでしょうか。
折しも、昨年の総選挙で自民党を離党した造反議員が年内に復党するようです。思い起こせば、旧い自民党の体質を叩き壊して、生まれ変わる。「郵政民営化」という政策で信を問うたのではなかったのでしょうか。そして国民の絶大な支持につながったんです。然るに今回の復党劇は自民党の論理であって、国民には許し難い行為ではないでしょうか。自民党が後戻りしたと言いますが、そうではなく、もともと何も変わっていなかったんです。去年の解散総選挙は「まやかし」だったんです。復党させるならば改めて民意を問うべく選挙をすべきではないでしょうか。政党人として改めて政党のあり方、選挙公約の重さをしっかり認識して行動しなければならないと思いました。
最後に、今年一年を振り返りますと、「偽装」という言葉がぴったりきます。建物耐震偽装、ライブドア粉飾決算に始まり、タウンミーティングでのやらせ、そして実感の乏しい景気回復宣言、これらは偽装で満ちあふれています。
「政治とは生活である。」、来年こそはこんな年にしたい。統一地方選、参議院選の年でもあります。皆様のご支援を賜りたく、お願い申し上げますとともに、新年を迎えるにあたり、良い一年でありますことをご祈念申し上げます。
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