小泉新政権が誕生しました。
あまりに人気の悪い森総理では夏の参議院選挙は大敗する。なにが何でも森さんを交代させよう。そんな思惑で始まった総裁選挙。しかし振り返ってみれば、森さん早くやめてという国民の圧倒的な声を背景に民主党など全野党が提出した内閣不信任案を否決したのも、それに同調しようとした加藤さん達を押さえ込んだのも自民党でした。それが一転しての森降ろしと総裁選挙。そして、そんな森総理と自民党政治体質に対する怒りと不信の声を結集して圧倒的な勝利を得たのが、この間、森さん負けるな、やめるな、がんばれと森派会長として最前線で森総理を守っていて、総裁選直前派閥を抜け、脱派閥を訴えた小泉さん。何とも不可思議な政権誕生までのドラマでした。
しかし経過はともあれ、真っ正面からの改革を約束して国民の期待を受けて誕生した小泉総理の責任は重い。今まで自民党は、与党であるという旗印を掲げ、KSDにもみられるように特定の業界の団体、あるいは地方に対し、許認可権、立法権、予算配分権を通して便宜を図ることによって支持基盤とし、票と金を集めるという構造を持ってきた。所信演説の中で総理は、痛みを恐れず、既得権益の壁にひるまず、過去の経験にとらわれず、の姿勢を貫き…:と述べています。このことはとりもなおさず自民党の基本構造を壊すことに他なりません。当然ながらすさまじい抵抗が予想されます。本会議場の与党席からの拍手は全くありませんでした。その抵抗に屈するのか、妥協するのか。もし妥協せずにがんばり抜けば自民党は解党的でなく解党するしかないでしょう。この行方はしっかり見極めなければなりませんが、所信演説を聞く限り総花的抽象的で早くも牙を丸めた小泉さん、との感が否めませんでした。さて参議院選挙が二ヵ月後にやって来ます。小泉さんの動向に左右されず、主権者たる国民の一票で自民党的政治にNOの審判を下すことこそが最も重要です。皆さんの力の結集をお願いいたします。
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