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衆議院予算委員会第6分科会で、昨年末に策定された「バイオマス・ニッポン総合戦略」
を中心に、大島農林水産大臣に新しい農業政策のあり方を問い質しました


 川端達夫議員が、2月27日に行われた衆議院予算委員会第6分科会(農林水産省、環境省)
において、大島農林水産大臣に対し、昨年末に策定された「バイオマス・ニッポン総合戦略」を中心に、平成15年度予算の農林水産省の基本方針、そして今後の農業政策のあり方を問い質しました。
会議録:
全景(左) 全景(右)

 第6分科会は、この日午後に、農林水産省所管の平成15年度予算案についての審議を中心に行われました。最初に、大島農林水産大臣から予算案の基本方針についての説明があった 後、川端議員は冒頭に質問に立ちました。

質問する川端議員  川端議員は最初に、大臣から説明があった農業政策のあり方を従来までの「食料生産」を機軸とするものから、循環型社会の構築をも視野に入れ、生産者のみならず消費者までを考えたものにしていくとの方針に対して、「それは、それで良いことだ」と是認しました。続けて、昨年末に策定された「バイオマス・ニッポン総合戦略」の中心省庁として、これを日本の農業政策全体の中で、どのように位置づけ、取り組もうとしているのかを大臣に質問しました。大臣は、「非常に大事なことであり、循環社会の構築に向けて、我が国の今後の戦略としてとらえている。今回の予算として219億円を計上し、その緒についたところであると認識している」と述べました。

 しかし川端議員は、「確かに大きな前進ではある。しかし、戦略の中心は、廃棄物系バイオマスや未利用バイオマス、など、大臣自身も述べられていたが循環社会に向けたものが中心となっている。あくまで、食料生産を中心とし、それを補強するものとしての位置づけに過ぎないと見える。」と、鋭く追求しました。「むしろ、さらに積極的にとらえて、食用ではない『エネルギー(資源)作物』というものを、今後の農業政策の新しい柱として位置づけていくべきではないのか」と提案しました。大臣は、「決して忘れているわけではない。現実に、海外から日本に『バイオマス作物』を輸出したいという話もある。しかし、日本の中で生産していくについては、コスト面なども考えていくことが課題である。経済行為としてどうなのか」と答弁しました。

答弁する大島農林大臣  その後、「『菜の花プロジェクト』というものをご存じか」と、自身が超党派の議員連盟会長を務め、昨年来国会において精力的に支援活動を進めている市民・地域主導のネットワーク活動「菜の花プロジェクト」を紹介し、説明しました。「こうした活動を、もっと支援すべきではないか」と提案し、さらには「国家の農業政策として、税制、補助金など含めて、バイオマスを戦略的に展開すべきではないか」と問い質しました。大臣も「もちろん、応援したい」と述べましたが、川端議員は、ドイツのバイオマス政策などの実例を上げ、「ドイツでは、まさしく『菜種の田んぼ』がそのまま『油の田んぼ』、つまりは『油田』となっている。そして税制、補助金交付など、国が本腰で戦略として行っている」と、さらなる積極策を要求しました。

 大臣も、「確かに我が国は大きく遅れている。EU、米国それぞれに異なるスタンスで、取り組んでいることは事実だ。先程も述べたとおり、今年、われわれも緒についたところだと認識している。」と、大筋では川端議員の提案に同意し、財源としての環境税、国民の中での認知度を引き上げることなど、様々な具体的課題を挙げ、大臣自らの考えとして関心が高いことを示しました。
 終始、国としての農業政策の本質に迫る、また大きな転換を強く要求する政治家同士の質疑応答となりました。
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